ワープの原理について。
なにしろ記念すべきアニメ第1話の、
「そんなはずは……ワープゲートを通らない限り……」
「……っ、単独ワープできるのか!?」
…メインテーマになるほどのめでたい(?)お題目だ。めでたや。
説明過程に方程式を出したりすると皆引くので簡易版でれっつご。
さてワープゲートにしろエニウェアの能力にしろ、
「どうやって空間転移を実現しているのか?」
という問題は、
「↑この2人はどうすれば今すぐちゅーできるでしょうか?」
という問題にとてもよく似ている。
もちろん←――――――――――――――――→この距離を、
2人がてちてち歩み寄って近づけばいい訳だが、
近寄る手間も惜しい。今すぐちうしたい。
という時はどうすればいいかというと、
実は簡単なことで。
↑の2人の絵をわたすぃが(あなたが)プリントアウトして、
図のように折り曲げればいいわけです。
一瞬でちゅーの出来上がり。
いや冗談でなく。
えーこの作業は紙の上の(2次元の上の)2人には絶対無理な作業です。
紙の上の2人はタテ方向もしくはヨコ方向もしくはその組み合わせ、まあどちらにしろ紙の平面の上での平面移動しかできません。
その2人が(自力で歩かなくても瞬間移動で)唐突にちゅーできるのは、紙をむにゃっと曲げることのできる3次元世界のわたすぃー(あなたー)がいるからなのです。
つまり紙をむにゃっと曲げる能力は3次元の能力なのです。
「2次元の人が瞬間移動するには」
「3次元の人の持つ能力が必要」。
これを次元拡張して言い換えると、
「n次元の人が瞬間移動するには」
「n+1次元の人の持つ能力が必要」
ということになります。
当然3次元世界についても同じことが言えるわけでして、
3次元世界を瞬間移動するためには、
3次元世界をむにゃっと曲げる能力、すなわち4次元以上の能力があればいいということになります。
まあこれを機械文明で実現できるのがキディ世界のワープゲート、
これを自力で実現できるのがデクステラとシニストラの能力の基本、と思ってください。
つまりデクシニは4次元を扱う能力を持っているということですね〜。
「デクシニの能力は某4次元ポケットと同じ」という事実の根拠もこのあたりにあるっちうことで。
以上、非常にざっくりですが(←ざっくりすぎや)ワープの原理について考察してみました。
次回は(次回があればの話だが)具体的なワープゲートの作り方について。
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