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■キディ・グレイド理論物理学的考察雑記(4)

新シリーズを書くに当たっての下準備(そろそろちゃんとした世界観とストーリー構成の話を書きたいので)、キディに出てくる用語を思いつくまま片っ端から一言解説、というかツッコミ? 揚げ足取り? 数が揃ってきたらそのうちちゃんとまとめよう。
本文中のリンクはこのページ内の当該用語の説明へ、タイトル部分のリンクはgooの英和辞書へ飛びます。リンク切れもしくは該当する単語ノーヒットが多々。ぼちぼち直していきますのでご容赦を。


イナーシャルドライブ(inertial drive
アニメ第1話(前半10分頃)
リュミエール「ヴィルヴェルヴィント、イナーシャルドライブ駆動。リニアフィールドから緊急離脱します」「お馬鹿さん。イナーシャルドライブ中の船の周りは慣性系がねじ曲がってますのよ」
……その他多数

アニメ第1話ののっけから出てくるので覚えてる人も多いだろうけれど「イナーシャル」が普段聞きなれない単語なので直感的には意味がわからないだろうと思しき用語。宇宙航行艦における「機体に働くあらゆる慣性を制御し、無効化してしまうもの」(小説キディPr.2/194ページより)、つまり宇宙船がカクカク移動したり急反転したりくるくる好き勝手な方向に回れちゃったりするわけですな。第1話よりも第23話後半8分頃のサリュート(アンオウ&エイオウ機)、フェニーチェ(シザーリオ&ヴァイオラ機)なんかの動きが比較的わかりやすいです。弱点はタイムリミットがあること、一定時間のインターバルが必要になること、敵のスキャナーから姿を消せたり出来る代わりに自分たちのスキャナーも使えなくなること、だそーな。
しかしこの用語、直訳すると慣性航行なんですが。意味的に逆やろ。
ちなみに慣性系をひん曲げるということはすなわち一般相対性理論に於いて(以下書き始めると長くなるので後回し)


モノディメンジョンストリング(mono-dimension string
アニメ第23話(後半2分頃)
デクステラ「モノディメンジョンストリングの切れ味はどうだ」
シニストラ「俺たちの作り出す1次元の刃は、あらゆる物を切り裂きますよ」
…等等

デクシニストには言わずと知れたデクステラ&シニストラの重合技ですが、おそらくこの技を考えた人の頭の中には超ひも理論(super string theory)があったんではないかなぁと思います(以下全て推測)。超ひも理論というのは世の中のありとあらゆる物質(というか空間そのもの自体も)が伸び縮み自在の特殊なひもから出来ているという説で、物質を形作る素粒子(電子とか光子とかクォークとか)は全てこの同じ種類のひもの「異なる振動パターン」が「異なる素粒子」として私達に認識されてるんではないか、ちゅー解釈をします(ヴァイオリンのG線だけでいろんな音が作れて「G線上のアリア」が弾けてしまうのと似たよーなもんです)。ところがこのひもの性質を調べると、どうやら11次元の物質らしく(10次元という説もあり)、ぢゃあなんで我々4次元の世界にそのひもが存在できるんだ、ちゅーと、11−4=残り7次元の分はくるくると丸められて1×10-36メートルっちゅう恐ろしく小さい範囲(これをプランク長さと言う場合もあります。プランクハイパースペースっていうキディ用語もあったよな)に縮んでるんではないかとゆーことになっています。
「モノディメンジョンストリング=超ひも理論」説を掲げる人たちの根拠はこの辺にありそーな気がするんですよね。つまり11次元のひもが7次元分縮められて4次元になるのなら、あと3次元分縮めて1次元にしちゃってもいーぢゃん、みたいな。空間そのものがもともとひもで出来てるんだから、いつでもウェネヴァ・どこでもエニウェア使える技だし、1次元のひもが何らかの物質に当たれば、その物質ももともとひもで出来てるんだから、巻き込まれて壊れて1次元化してもおかしくはないですな(本当かよ)。
問題はなんでそんな変な技がデクシニのみ使えるかというと、エニウェアウェネヴァの発生原理である不確定性原理と超ひも理論を合わせて(以下略)。
蛇足ですが、正しい発音は「ディメンション」だと思います。濁りません。


エニウェア(anywhere

デクステラの特殊能力。まあワープだ、わぁぷ。不確定性原理をちょこっと操れるようになれば出来ない事もないと思う。
<<エニウェアの正しい使い方>>
・不確定性原理をちょっと操ってそこらへんの空間中の素粒子同士を衝突させて微小ブラックホールを作る。
・作った微小ブラックホールを回転させると時空の特異点が円板状に広がり、その先にワームホール(≒プランクハイパースペース(推定))が出来るので、移動したい先の空間にワームホールの先を繋げる。
・再び不確定性原理により、デクステラ本人の体の一部の素粒子を仮想粒子として移動先に出現させる。ほぼ同時に移動元の素粒子を消滅させ、発生したエネルギーをワームホールを通じて光速で転送する。これによって移動先の仮想粒子はエネルギーが与えられて実在粒子に変わる。
・体全部の素粒子に対して↑の作業を繰り返す。
・最後に微小ブラックホールを蒸発させてワームホールを消して終わり。
解りやすい説明を書こうとしたら1日くらいかかります。なので今回はこんなもんで。ハイ。


ウェネヴァ(whenever

シニストラの特殊能力。まあ未来予知だ、予知。エニウェアと同じく不確定性原理を使うけど、ちょっと難しい。
詳細はそのうちアップね。私的に↓の事実に気が付いたのが余りにも衝撃的で全部吹っ飛んでしまいました。


エストランド(スペル不明)
サウンドレイヤー#2ブックレットの用語集にアリ。
シニストラとデクステラがかつて所属していた特殊部隊の名前……だけど…
…ひょっとして(East Land)ですかっ!?
やられました……がくり_(。。_)
今の今まで気がつかなかった粗忽な自分を恨みます。こんなことデクシニストの間では常識だったりするんだろうか……(’’(遠い目)
追記:DVD特典小説で多少の詳細が明らかになってます。GOTT特殊任務班、古代地球の中央大陸小地域の名を冠した6部隊(プロシア、エストランド、ゴトランド、ラップランド、残り2つの名称は不明)のうちのひとつだそーです。正式名称はGOTT本局特殊任務大隊先行特務第三課。考察その6もご参照を。
GOTT所属の組織だってことを意外に感じた人はけっこう多かったようだ(感触でなんとなく)。


コジケン(早くも用語集から外れていってるような)
上の用語に関連してのことですが。デクシニストには周知の事実かと思いますが一応。
キディ・グレイドの某スタッフ様がキャ○テン翼の上記カップリングファンでいらしゃることは暗黙の了解だそうです。私は風の噂に聞いたのみなのですが……上の用語に気がついちゃったりなんかすると、ものすご〜く信憑性あるよな…


デクステラ・シニストラ(Dextera Sinistra

「GOTT最強のESメンバー」「局長の懐刀」etc、etc。「右」と「左」です。出典はラテン語らしいが私的に一番気になるのは、お決まりの立ち位置がそれぞれ「向かって右」「向かって左」なこと。
本人たちは自分の左にデクステラ、自分の右にシニストラがいることに対して違和感を感じないのだろうか……(’’
追記:語源検索中、某ハリー○ッターの天文学の先生もシニストラだそうで、sinisterの女性形と聞き「ヲイヲイそれじゃシニストラって」とか思ってましたが、「sinister」=左、左手に。活用は-tra、-trum。「sinistra」=左手、左側。活用は-ae、でした。じゃあシニって左利きにするべきかしら…。sinisterの方は偶然か意図的にか「前兆」という意味もあって、へーへーほーほーと勝手に感心してました。
「sinistra」には「不吉な」とかゆーなんともでろでろ嫌な感じの意味もあったりしますが、キリスト教進入後のローマ時代からの意味だそうで、キリスト教における悪魔が左利きだからなんだそーです。傍迷惑な。
更に追記:ラテン語の活用には詳しくないので(しかも確か男性形・女性形それぞれに12段くらいの活用があったような)「sinistra=女性形」疑惑は拭い切れない。いいけど。
もひとつ追記:シニストラの語源はシヌス(sinus)で、これは古代ローマ時代の人々が肩に掛けていたトーガの左側についていたポケットのことだそうです。今でも英語でsinus(サイナス)と言えば洞とか凹とかいう意味になります。


惑星アイネイアース(Aineias

GOTT本局の設置されている惑星です。西暦0171年に地球から移転。語源は下記。


アンキセス(Anchises

惑星アイネイアースの星都。ギリシャ神話では小アジアの王で、一夜を共にしたアフロディテのことをうっかり友人に喋ったばっかりにゼウスには雷を食らい、アフロディテちゃんには嫌われたというお間抜けさん。2人の間の子がアイネイアースでローマ建国の祖だそうです。
子供が星の名前でお父さんが星都の名前?そりゃあれか、鳶が鷹をってやつか?


コルキア(今んところスペル不明、たぶんCorchia
現在のイタリア辺りに同名の地方があるらしいですけどね。
惑星アイネイアースの第二都市。こっちの方はアンキセスに比べて由来がいまいちはっきりしない。ギリシャ・ローマ時代の黒海沿岸の国にそういう名前のがあったそうだけど。
まあそれはそれとして。
「アンキセスから北西に約1200キロメートル」(小説キディ・グレイドPr.1/16ページ)のこの都市の郊外にGOTT本部があります。……TVアニメ見てると林立するビル群(各惑星国家の出先機関や主要銀行、証券取引所とかだそうな)のど真ん中にあってあんまり郊外って気もしないがな。
しかし問題なのは、ラミューズが(ということはGOTT・ESメンバーの専用高速巡航艦全部が?)最寄のコルキアではなくアンキセスの宇宙港の専用ドックに係留されてあるという事(小説キディ・グレイド第1巻/22ページ)。なんて非効率な。地上1200キロメートル分の移動手段を教えろっちゅーねん。


指ぱっちん(……)
サウンドレイヤー#2/Intermission第3回、TVアニメ第21話/前半4分頃、等等
最近すっかり忘れてましたがデクちゃんシニちゃんって↑だけでオーディオの再生からナノミスト傘まで作れちゃうんですよね。すごいっちゅーかいいかげんなっちゅーか。
追記:ESメンバーでない普通の人間でも指ぱっちんでいろんな機器の操作が出来るらしいです。DVD小説より。家電製品をそういう風に作ってあるんだね。今でも多少はあるけど、そういう製品。


ナノ(n, nano, 10-9
ナノミストだとかナノマシンだとか、そりゃもうありとあらゆるところで出てきますとも。
10-9の単位。十億分の一。動物の細胞膜であるところのリン脂質二重膜の厚さがだいたい5nmくらい、DNA二重らせんの1段分の長さが3.5nmくらい、単糖とかアミノ酸とかヌクレオチドが1nmくらい、水分子が0.2nmくらい。嫌んなるくらい小さい世界だな。
ん、水分子が0.2nm? ひょっとしてナノミストって単なる霧……?


人の大腿骨ほどもある金属の杭(その喩えはどうかと思うんですけど)
小説キディ・グレイド第1巻152ページ
人の大腿骨を見たことのある人、あんまり多くないと思うんですが。みんなが思うよりも意外に細いと思うんですが。
しかも骨って真ん中らへんと端っこの方とでだいぶん太さが違うんですが。


Hi・G(Hi-G?…High-Gならまだ判るんだけど。)
TVアニメ第2話、小説キディ第1巻62ページ、その他いろいろ
重力発生装置でしょうか、簡単に言うと。キディの世界観では、流通してるけど不足がち、な品のようです。「とりわけ宇宙船、宇宙ステーション、スペースコロニーなどでは、この<Hi・G>をどれだけ保有しているかによって居住性が著しく上下する。」(同64ページ)……宇宙ステーションとスペースコロニーは回転させれば済む話なんじゃねぇのか?(←遠心力で重力代わりに出来るので)と思ったのは私だけではないはず。
恐ろしい話その1、「だが<Hi・G>の生産地は限定されており」(64ページ)……どうやら天然物らしいです。そりゃすげぇや。どんな元素で構成されているのか知りたい。そもそも元素の範囲を逸脱してそうだけどな。精錬して結晶構造にして使うそうです。扱いをひとつ間違うと扱ってる人間の方が道路のカエルさんのようにぐじゃっと一瞬で潰されるでしょうね。そんな恐ろしいもん精錬したくない。原発で働くより遥かに恐ろしいです。
恐ろしい話その2、そもそも重力を発生させるっちゅう事の原理はどーなってるんでしょうかということについて考えるに、いちばん簡単なのは「質量を増やす」ことです。しかしこれは力の働く方向が全方位にわたる為に制御しにくい。スイッチを入れた瞬間に一瞬で重力崩壊を起こして辺りの物全部引き寄せて飲み込みまくった挙句、惑星(もしくはステーション等)丸ごとがブラックホールと化すのがオチです。
そこで次に考えられる手段としては「重力子を放出する(しかも一定方向のみに)」つー方法になると思います。そもそも物と物との間に重力という引力が発生するのは、その物と物との間で重力子という粒子が交換されているために発生すると考えられています。そこでこの重力子を一定方向に放出させるような装置を作れば、対象となる方向とHi・G装置との間に引力が発生して……ん? 待てよ?
たしかTVアニメ2話の冒頭では「Hi・G装置と逆方向に(つまり斥力で)」おじさんが浮いてたよな…? ということは重力子発生装置じゃなくて反重力子発生装置ですか?
外伝の小説キディPr.2の32ページで出てきた「反陽子銃」(反陽子を作るのは反重力子を作るよりよっぽど簡単。現在の技術でも作れるし。)ですら全長1メートル80センチもあったのに、わずか一抱えの大きさで(しかも結晶そのものは一握りの大きさで)反重力子を作れてしまう(しかも天然物)Hi・G……そりゃ高価になるはずだわ。
ん? でも待てよ? 2話中盤の重力爆弾とか、23話あたり(記憶があいまい)でアンオウたちが使ってた爆縮魚雷とかは「装置に向かって(つまり引力で)」重力が発生してたよな……?
どうやら精錬方法次第で重力子反重力子も作れてしまう結晶のようです。もはや賞賛するしかない。びば。
ちなみに正規ルートでの生産はエネルギー開発機構という組織が、流通はGOTTが管理しているようです。結晶は淡い碧色。ほんのり発光ぎみ。


GOTT(Galactic Organization of Trade and Tariffs
まあとりあえず最初っから最後まで出てきます。
「銀河通商関税機構」。宇宙惑星連合の一組織。星暦スターズセンチュリー〇一六五に発足。銀河宇宙の各惑星国家間の経済的不均衡の是正や各調停、規約、条約の締結促進を主な役割とする。当初の本部は地球に設置。〇一七一、地球が原器惑星に指定されたと同時に惑星アイネイアースの第二首都コルキアに移転。同時にGOTTの権限と組織が拡大。
以上TVアニメ第1話兼小説キディ第1巻6ページより! 突っ込みどころ無し! いや、経済は嫌いなんです、昔から(誰もそんなこと聞いちゃいねぇ)。
あ、そういえば小説キディPr(キディ関連の作品としてはこれがいちばん初期のものになる)では「ゴット」という読みをしていましたが、今じゃ誰もそんな呼び方しませんよね。


宇宙惑星連合(Globe-governments Union、GU)

星暦0165年に成立した惑星国家統一集合体(たまたま買ったDVD8巻より)。うろ覚えだけど確か24くらいの分組織があるはず。GOTT、アームブラストの所属する連合管理委員会、TVアニメの第7話でエクリュミたちとドンパチやった金融管理局などなどが含まれます。
GUの略号はGOTTのトレードマークに載ってたりするぐらいしか使われてないです。今まで見た限りでは。


ウェヌス星系(Venus

惑星アイネイアースの属する星系。ウェヌスはローマ神話のビーナスのこと、ギリシャ神話におけるアフロディテです。アンキセスと事実婚、しかし事実離婚。というかそれは単なる一時のオツキアイか?


ラティウム、ラティーヌス(LatiumLatinus

惑星アイネイアースの属する恒星で2連星です。TVアニメのオープニング冒頭で出てくる雪だるま型に重なった2つの光はこの連星のシルエットらしい。
ラティウムはローマにあった古代イタリアの都市国家。ラティーヌスはそこの王で、いわゆるラテン族の祖先になります。ファウヌスの子。かつアイネイアースの義父(アイネイアースと結婚したラーウィーニアの父)です。ファウヌスって言ったらあれだよな、第1話でエクレールから「ごうつくばりの企業惑星」呼ばわりされた惑星の名前だよな。関係がやたら複雑だ。
で、連星恒星としてのラティウムとラティーヌスについて一時期書いてたんですが、未だ勉強中で判らないことが多いので保留中。


星暦(stars century、S.C.)

西暦2134年=星暦元年。という訳で西暦との換算は2133年を引いたり足したりで宜しく(何をどう宜しくしろと)。
小説キディPrの舞台が星暦318年(西暦2451年)、TVアニメ第1話の舞台が星暦328年(西暦2461年)。ちなみに西暦の略称A.D.はAnno Domini(主(キリスト)の時代)の略。いつも点を打つのが面倒で抜いてます、すみません。


古式銃(gun

現代で言えば普通の拳銃。ビームガンの発達したキディ世界においてエクレールやリュミエールたちが特務中に好んで使っている実体銃。エクのはワルサーP99、もともと9mm拳銃(玉の直径(=銃の口径)が9mmである銃ということ)ですが改造して45口径(0.45インチ=11.43mm)にしてあるそーだ。リュミのはCOP357、これは35.7口径なの?(だとすると9.07mm…9mm拳銃?) 実体銃使用は単なる物好きではなく、過酷な任務中にも故障が少ないという事の外にも理由がもうひとつあって、質量を持つ実体弾は目標に命中すると目標の内部で停止し、その際にストッピングパワーと呼ばれる破壊力を奏効するため、だそうです。反射神経が人並み外れてるESメンバーだからこそ有効に使える武器らしいが。でもそれって要するに肉やら臓器やらをぐっちゃんぐっちゃんにするために使ってますって言ってるよーなもんなのでは……。ある意味えげつない。というかエレガントじゃありません。
シニたんに38口径(9.65mm)を持たせたのはそのあたりの反発的コダワリ? 人を殺すに45口径は要らぬ。といいなぁ。銃いろいろに関してはど素人なので「そんなん知ってる」とか「間違ってる」とかあったらごめんなさい、というかご指摘ください。


天体と天体が衝突するのと同じような確率(その表現もどうかと思うんですけど)
単なる揚げ足取りなのでそういうのが嫌な方は読み飛ばしてくださいませ。
筆者は「まれなこと」の喩えとして使ったよーですが、現実問題として天体と天体はわりと頻繁に衝突していると思うんですけど。地球にだってしょっちゅう隕石は降ってます、ただその大半が大気圏で燃え尽きてるだけで。月にだってしょっちゅう隕石は降ってます、そして月には大気がないために地表はクレーターでぼこぼこだ。そもそもどのくらいの大きさをもってして天体と定義するのか、何をもってして確率の母集団とするのか。
私自身こそ似非物書きの癖して何をえらそーに言ってるんだ、と自分に思わなくもないですが、商業誌の小説で冒頭からこういう文章を出されるとかなり気を削がれる。


FARTNUM&MUSON(あえて突っ込みは避けるべきなのかもしれないが。)

冗談でなくTVアニメ第1話のしょっぱなから出てきた、緑の缶の紅茶の銘柄。今になって思えばキディという作品のある一側面の象徴と思えなくもない。


FOUCHON(あえて突っ込みは避けるべ(以下略)。)

冗談でなくTVアニメ第1話のしょしっぽから出てきた、金の缶の紅茶の銘柄。どうでもいいが受付嬢が受付で立ち話しながら茶をしてもいいんでしょうか。

もちろんこれがホンモノ。フォートナムメイスンは今ちょっと手元に無し。


































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2003- Hisagi